高麗人参による体質・体調改善

貧血予防

高麗人参は、滋養強壮の効果で注目されましたが、貧血に対しても効果が期待できると言われています。

貧血の主な原因には赤血球の減少が挙げられるため、サプリメントで鉄分補給をする方が多くなりました。 しかし、根本的な解決をしたいなら、体質や体調を改善しながら貧血を解消する、または貧血予防をすることが望まれます。

貧血の原因となる赤血球の寿命は120日間程度で、体の中でリサイクルされると言われています。 ところが、女性は月経によって不足が生じることから貧血の状態を起こしやすいと考えられています。 そのため、不足した鉄分をサプリメントで補う考えが主流となりました。

しかし、鉄分は吸収率の低さが指摘されており、肉や魚から摂取できるヘム鉄で10~20%程度、野菜などから摂取する非ヘム鉄では2~5%の吸収率と推計されています。

厚生労働省による鉄分の1日摂取目安は18~29歳の女性でも6.0mgとなっているので、吸収率が仮に10%だとすると1日に60mgを摂取する必要があるでしょう。

次に、高麗人参による体質・体調改善では、貧血予防に対して次の効果を期待しています。 骨髄には赤血球を作る機能があり、この働きを高めることで貧血予防に効果的であること、そして高麗人参が血行を促進する効果も併せ持つことから、貧血予防に適していると言われています。

高麗人参に含まれるジンセノサイドは、従来期待される滋養強壮の作用から、内臓や造血の機能を高めると考えられています。 これによって骨髄で赤血球を作る働きを高めることに繋がるでしょう。

同じく含有成分のサポニンは、悪玉コレステロールを低下させる効果から血液をサラサラの状態に保ち、血流改善効果によって血液の流れを順調にすることにも繋がります。

このように赤血球を作る働きを向上させながら血流を改善することが可能になると、十分な量の赤血球が全身に酸素や栄養を運ぶため、高麗人参には貧血予防が可能だと注目されています。 鉄分の補う方法も効果的ではありますが、毎日の食生活や生活習慣を合わせて改善する必要があります。

一方、高麗人参を使用するなら、一定期間の使用によって貧血になりにくい体質づくりや体調改善に役立つという違いがあります。